ニーズ別構築提案リスト|LINEリッチメニューを成果導線に変える実践ガイド

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LINEリッチメニュー構築・ニーズ別構築提案リスト【完全版】


LINEニーズ別構築提案リスト|LINEリッチメニューを成果導線に変える実践ガイド

「リッチメニューを作ったけど、反応がいまいち…」そんな悩みはありませんか?
多くのLINE公式アカウントが、“なんとなく良さそうなメニュー”で止まってしまっています。
本当に大事なのは、「お客さんがどんな目的でLINEを開くのか」を考え、そのニーズに合った行動ボタンを設計することです。

この記事では、よくある悩み(ニーズ)をもとに、「どんなボタンを置けばよいか」「なぜそれが効果的なのか」「どう作ればいいか」を一つずつ整理しました。
リッチメニューを“飾り”から“成果を出す導線”に変えたい方は、ぜひこのリストを参考にしてみてください。


1. 集客・新規獲得系ニーズ

新規のお客様の“最初の一歩”を後押しするために、心理的ハードルを下げる導線を優先して設計します。


ニーズ 提案 理由 KPI 作り方
新規顧客を増やしたい
  • はじめて割クーポンを左上に固定し、視覚的に最優先で提示する。
  • 登録直後のメッセージで「割引 → 空き状況 → 予約」の順に案内する。
  • クーポン使用後は続けて「次回予約」導線をフォローする。
初回の損失回避心理に刺さる。限定性が意思決定を加速する。
  • クーポン使用数
  • 初回来店数
  • 予約CVR
  • 6分割メニューの左上に配置
  • クーポンURLを設定
SNSからの登録を増やしたい
  • 友だち追加特典バナーを常時表示して登録の動機を可視化する。
  • Instagramのストーリーズ/プロフィールと訴求・デザインを統一する。
  • QRキャンペーン流入には特典メッセージを自動で返す。
どこから来ても同じ価値を感じられると迷いが減り、登録率が上がる。
  • 友だち追加率
  • LP→登録CVR
  • 追加時メッセージON
  • 特典テンプレを挿入
無料体験・相談を増やしたい
  • 「無料体験を申し込む」ボタンを右上に固定して最短導線にする。
  • 体験内容・所要時間・持ち物を3行で明記する。
  • 体験後は感想アンケ→本登録のフォローを自動化する。
“まず試す”のハードルを下げ、体験直後の熱量を本登録に転換できる。
  • 体験申込数
  • 本登録CVR
  • 右上ボタンにLP/フォームを設定
  • 体験後メッセージの自動送信を設定
広告からのCVRを上げたい
  • 広告専用メニューに「このまま予約」ボタンを設置する。
  • 広告コピーとボタン文言を一致させ、一貫性を保つ。
  • UTMで流入別に効果を計測し、勝ち導線を採用する。
接触後の一貫性が高いほどクリック率・予約率が上がる。
  • クリック率
  • 予約CVR
  • 広告用メニューを複製して予約URLへ直結
  • ABテストで文言検証
紹介で新規を増やしたい
  • 「お友だち紹介」導線を設置し、紹介文テンプレを用意する。
  • 紹介者には次回特典を自動で付与する。
既存顧客の信頼を借りると獲得効率が高い。
  • 紹介経由登録数
  • 紹介→予約CVR
  • 紹介LP/フォームを作成
  • ボタン設置と自動返信設定
広告費を抑えて集客したい
  • 「おすすめ3選」で選択肢を3つに絞って提示する。
  • 季節・目的に合わせて定期更新し、SNSからの流入を受ける。
選択負荷を下げると自然とCVに近づく。
  • おすすめ→予約CVR
  • 滞在時間
  • Canvaで3カード画像を作成
  • LP/ノートに集約してリンク


2. 信頼構築・比較検討系ニーズ

初対面の“不安”を第三者証明と透明性で解消します。

ニーズ 提案 理由 KPI 作り方
初めてで不安
  • 「お客様の声/実績」ページへ誘導する。
  • ビフォーアフター・星評価・年代別事例を並べる。
  • 投稿者へお礼と紹介特典を送る仕組みを用意する。
第三者証明で「本当に大丈夫?」の不安を相殺できる。
  • レビュー閲覧率
  • 閲覧→予約CVR
  • 実績を画像化しカルーセル化
  • メニューから固定リンク
他店と差を出したい
  • 「選ばれる理由」を構造化して提示する。
  • 料金・スタッフ紹介・受賞実績などに分岐させる。
比較時に優位性を言語化できると選ばれやすい。
  • ページ閲覧率
  • 直帰率
  • 1枚図解のLPを作成
  • 見出しごとに詳細ページへリンク
料金を明確にしたい
  • 「料金・人気No.1」ページへ誘導する。
  • 人気プランだけ詳細化し、ページ上部に予約ボタンを置く。
不透明さは離脱要因。人気No.1の提示で迷いを減らせる。
  • 料金閲覧→予約CVR
  • 料金表を画像化して固定リンク
  • ボタンから誘導
安心感を与えたい
  • 店舗紹介・スタッフ写真をまとめたページへ誘導する。
  • Googleマップ・360°写真・動画挨拶を活用する。
顔が見えることで信頼形成が早くなる。
  • 滞在時間
  • 写真閲覧率
  • スタッフカードを作成
  • 紹介ページへリンク
規約・キャンセルを明示したい
  • 利用規約/キャンセルポリシーを明示する導線を置く。
  • 予約直前メッセにも要点を再提示する。
事前明示でトラブルと不信感を予防できる。
  • 規約閲覧率
  • クレーム率
  • 規約LPを作成
  • メニューと予約前メッセージに挿入
レビューを増やしたい
  • レビュー投稿ページへ誘導する。
  • 写真投稿者には特典を配布する。
成功体験の可視化が次の信頼を生む。
  • 投稿数
  • SNS共有数
  • フォームを用意
  • ボタン設置と自動お礼


3. 予約・離脱防止系ニーズ

「空きがあるか」「手間が少ないか」を即提示し、直線導線にします。

ニーズ 提案 理由 KPI 作り方
予約が面倒と言われる
  • 「空き状況 → 予約」の2段階導線にする(空きを先に見せる)。
  • 直近の空き枠を上部に常時表示する。
不確実性を先に解消すると行動摩擦が最小化される。
  • 予約完了率
  • 予約所要時間
  • 外部予約URLへリンク
  • 空き→予約の順に遷移
ドタキャンが多い
  • 「予約確認・変更」ボタンを常設して主導権を渡す。
  • 前日・当日朝に確認メッセージを送る。
“忘れ”の予防と自己解決でキャンセルが減る。
  • 当日キャンセル率
  • 稼働率
  • 自動リマインド設定
  • 変更理由の簡易アンケを設置
電話問い合わせが多い
  • 「FAQ → 解決しない → チャット」の順で誘導する。
  • 画像付きFAQで自己解決率を上げる。
定型質問は自己解決に寄せると省力化できる。
  • FAQ閲覧→解決率
  • 電話件数
  • FAQページを作成し優先配置
  • 有人チャットは最後に配置
予約のリピート率を上げたい
  • 来店直後に次回予約の提案を見える位置に置く。
  • 翌日のフォローメッセで再提示する。
タイミングが合うと再来率が上がる。
  • 次回予約率
  • 回帰周期
  • 来店後ステップ配信を作成
  • メニューにも「次回予約」を配置
外国語対応が必要
  • 言語切替(EN/中文)ボタンから予約ページへ誘導する。
  • 翻訳済みFAQと多言語レビューを用意する。
言語障壁は離脱の大きな要因。安心して進める環境を作る。
  • 多言語経由予約CVR
  • 言語別LPを作成
  • 切替ボタンを設置


4. LTV(リピート・単価UP)系ニーズ

“また選ばれる理由”を可視化し、次の一手を常に提示します。

ニーズ 提案 理由 KPI 作り方
リピートを増やしたい
  • ショップカード/ポイント導線を用意する。
  • 達成時に次回割引を自動発行して再来を促す。
小さな報酬の積み上げが習慣化を生む。
  • カード使用率
  • 再来間隔
  • ショップカード機能をON
  • 「ポイント確認」導線を配置
客単価を上げたい
  • スタッフ指名ページへ誘導する。
  • 実績レビュー・ビフォーアフターを併記して納得感を作る。
  • 指名顧客にはVIP特典やセット提案を案内する。
権威性と具体例で「この人に頼みたい」をつくる。
  • 指名率
  • 単価UP率
  • 指名ページを用意し中央に配置
  • 導線を最短にする
閑散期の売上を補いたい
  • 季節のおすすめ(限定/旬)を設置する。
  • 在庫・予約状況と紐付けて露出を強化する。
限定性とタイミングが「今選ぶ理由」になる。
  • クリック率
  • 購入率
  • 季節バナーを作成
  • 期間で差し替え運用
教材・講座も売りたい
  • オンライン講座一覧へ誘導する。
  • LINE内決済を導入して完結度を高める。
既存顧客の信頼を横展開しLTVを伸ばせる。
  • 申込率
  • 継続率
  • Stripe等と連携
  • 講座一覧へ直結
来店周期を整えたい
  • 来店直後に「次回予約」を提案する。
  • 翌日のリマインドで再提示する。
適切なタイミングの提案で再来が固定化する。
  • 次回予約率
  • 回帰周期
  • 来店後ステップ配信を設定
  • メニューの目立つ位置に導線


5. 顧客体験・満足度向上ニーズ

“困ったらここ”が見えると、満足度と省力化が同時に進みます。

ニーズ 提案 理由 KPI 作り方
問い合わせが多い
  • 「よくある質問」を固定表示する。
  • 動画・画像で手順を見える化する。
自己解決率が上がると満足度も上がり、対応負荷が下がる。
  • FAQ閲覧→解決率
  • 問合せ数
  • Q&Aを画像化してノート/LPに掲載
  • メニューから固定リンク
クレームを減らしたい
  • 満足度アンケート導線を設置する。
  • 低評価時は即時フォローと特典配布で炎上を予防する。
“吐き出し場”があるとSNS流出が減る。
  • 回収率
  • 満足度
  • Googleフォーム作成
  • 回答後の自動返信テンプレを用意
お客様の声を増やしたい
  • レビュー投稿ページへ誘導する。
  • 写真付き投稿で特典を配布する。
成功体験の可視化が次の信頼に変換される。
  • 投稿数
  • 共有数
  • レビュー用フォームを用意
  • ボタン設置と自動お礼
ファン化を促進したい
  • 会員限定ページ/コンテンツへの導線を置く。
  • 限定ライブや先行予約の告知を行う。
限定性がロイヤル度を高める。
  • 会員登録率
  • 継続率
  • メンバーシップON
  • 限定URLを設定
迷子になりやすい
  • 目的別の「おすすめ3選」を用意して迷いを減らす。
  • 季節・目的で内容を差し替え運用する。
選択疲れを防ぎ、行動の第一歩を促せる。
  • クリック率
  • 直帰率
  • 目的別カード画像を用意
  • LP/ノートに集約


6. 分析・改善系ニーズ

“作って終わり”ではなく、測って直す仕組みをリッチメニューに内蔵します。

ニーズ 提案 理由 KPI 作り方
どの導線が効いているか不明
  • メニューを複製し、位置・文言・オファーを順に検証する。
  • A/Bテストの期間と採用ルールを決めて運用する。
仮説ではなく実測で最適解を選べる。
  • CVR差分
  • 学習速度
  • テスト用メニューを作成
  • 期間比較して差分採用
KPIを可視化したい
  • 月次レポートへの導線を置き、主要数値を上部に固定する。
  • スプレッドシートと連携し自動集計する。
見える化は行動のトリガーになる。
  • レポート閲覧率
  • 改善頻度
  • 共有用シートURLを設置
  • メニューからワンタップでアクセス
改善ネタが出ない
  • アンケート→自動集計の導線を用意する。
  • 要約を配信して打ち手に変換する。
顧客の声を定期取得するとネタが途切れない。
  • 回答数
  • 改善後CVR
  • フォーム→スプレッド連携
  • 要約を定期配信
チームで運用したい
  • 運用マニュアルのURLを設置し、更新ルールを明記する。
  • Notion/Driveで共同編集する。
属人化を防ぎ、引き継ぎ時の品質を維持できる。
  • アクセス率
  • 更新頻度
  • マニュアルURLをメニューに配置
  • 変更点の通知フローを用意


7. まとめ:LINE構築は「手段」であり、「目的」ではない

読み進めていくうちに「思っていたよりやることが多いな」と感じた方もいるかもしれません。
でも心配いりません。大切なのは、すべてを完璧に覚えることではなく、まずお客さんの気持ちから考えることです。

リッチメニューを作る目的は「見た目を整えること」ではなく、お客様のニーズを解決することにあります。
つまり、どんな課題を持つ人がLINEを開き、どんな行動を取れば喜んでもらえるのか――そこを考えることが、構築のスタートラインです。

今回紹介したリストは、その考え方を整理するためのひとつの参考例です。
もちろん、これがすべてではありません。ビジネスの形やターゲットによって、最適な導線は変わります。
でも、まずは「お客さんのニーズに合わせて提案する」という視点を持つだけで、提案の精度はぐっと上がります。

このブログでは、副業や個人ビジネスを始める方に向けて、“仕組みづくりの考え方”をわかりやすく解説しています。
リッチメニュー構築もそのひとつの手段。自分のサービスや活動を、より多くの人に届けるきっかけにしていきましょう。

今後は、LINE構築だけでなく「副業全体の仕組みづくり」もテーマに取り上げていきます。最新の記事一覧はこちらからどうぞ。

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